新年のご挨拶

はさま徳洲苑 施設長 吉田 操

はさま徳洲苑 施設長

吉田 操

あけましておめでとうございます。

令和3年を通して猛威をふるったコロナ肺炎の第5波も終息に近い状況で師走を迎える事が出来ました。 市民による日常の摂生、ワクチン接種、社会を土台で支えるエッセンシャルワーカーの皆さんの自覚と健闘のお陰です。当苑のご利用者、ご家族の皆さまには、長い期間にわたりご不自由を我慢頂きました。お陰でこれまでの2年間は当苑の入所者や職員から感染者を出さずにすみました。重ねてお礼申し上げます。高齢者は感染症に弱く、罹患すると重症化しやすい事が分かっています。介護施設には多数の高齢者が集まっており、その多くは長年の持病を持ち重症化リスクの高い方です。コロナ肺炎の初期には世界中の高齢者施設で高齢者が犠牲になりました。介護施設の入居者を守る事は、医療供給体制の逼迫を避けるために重要です。

新年は変異株オミクロン株と共にやってきました。爆発的な感染力があり、デルタ株の約6倍の感染力を持ち、マスクをしていても感染する例が少なくない、会食中にマスクを取った場合は同席者全員の感染に至るとの報告があります。重症化率の低い事は幸いですが、高い感染力は侮れません。

幸いな事にワクチンが有効です。2回目接種の5か月後だと、オミクロン株の感染を防ぐ効果は5%以下ですが、3回目接種の直後なら8割に高まり、重症化を防ぐ効果もあり入院率も9割近く下がるとの報告があります。皆さん、3回目接種をお願い致します。 もちろん三密を避けます。オミクロン株はクシャミで広がる力が強力です。マスクは必須です。会食はもうしばらく我慢しましょう。今年は飲み薬も使える様になります。令和4年もこれまでの経験を生かして冷静にコロナに対処しましょう。

今年も宜しくお願いいたします。